設立した当初、学内のとある広告機関に掲載の申請をしたところ、活動内容について「不明瞭・無実績」の審査を受けました、一橋大学思索会です。
めちゃくちゃ面白かったです。今後活動を重ねたとしても、相変わらず方針は不明瞭で、実績なんてものも何一つ成されないでしょう。そんな感じに無意味な組織であり続けることに意味があると思っています。
思索すること
思索会の目的は、似た価値観のもの同士が集まり、任意のテーマ、思想、小説・詩歌、音楽などについてそれぞれの思索を共有することです。話し合いはオンラインでメッセージによるものとし、構内その他の場所で集会を開くことはありません。また機関誌の制作や活動報告などの定期行事は予定していません。
要するにSNS上でただ話し合うだけです。
方向性と思索サンプル
とはいったものの、毎食オートミールとサラダボウルととプロテインを欠かさず、筋トレや資格勉強など将来に資する時間を過ごす人たちと、一日一食カップ麺で済ませて酒やタバコを喫み、ただ今だけを見つめる破滅的な人たちとが会したところで、互いに相容れず面白くないことでしょう。
そこで思索会では方針を限定します。以下にキーワードや思索例を挙げるので、方向性確認の参考にしてください。
感傷
理想
正しさ
退廃
幸福と不幸
夏
“理想”と“正しさ”
理想の人生のあり様
理想の友人像・恋人像
その人がいま隣にいるとして、何をするか
無知と幸福
懐古主義について
本当に伝わって欲しい人にだけ伝わる秘密の暗号
アドラー心理学にすがりつく子羊たち
ADHD迎合の風潮について
今や手垢のついたアイデアになり果てている「ノスタルジー」、「センチメンタル」や「エモーショナル」を批判しつつ、改めてその本質の如何を検討する
エモの絶対性・相対性
これらを眺めて全く興味を惹かれなかったり気立てが思索会の趣旨から外れたりといった人は、参加しても楽しくないと思います。
改めて一部訂正を加えましたが、あんまり一貫性がないですね。参考にならないかもしれませんが、とにかく「くだらないこと」であることが肝心です。
空を見上げながら柄にもなく感傷的になった少年少女の日を覚えている人、心の中に理想の風景が鮮やかに像を結んでいる人、実現不能の理想をいつまでも描き続けている人。
いま幸せの中にあると胸を張って言えない人、「なんで生きているんだろう」と考えたことがある人、周りの有象無象の他人をいたずらに馬鹿にした時代がある人。
そんな人たちがより幸せに生きるための、あるいは銘々の地獄をより深めるための思索を主とします。理想について思索しますが、その実現を目指すというよりも、むしろ今いる地獄の実感を強く、理想を見上げる仰角を大きくしてやろうという営みです。
今後の投稿も参考までにご覧いただければと思います。
入会希望の方やご質問のある方は以下フォームまで。
https://forms.gle/QamdKULtFpN5wb4M9